9日、長崎市内中心部の市営ラグビー・サッカー場で練習を行った長崎は、原爆が投下された午前11時2分には爆心地の方角を向き、原爆死没者に対して1分間の黙祷を捧げた。クラブが原爆投下の日に哀悼の意を示したのは、Jリーグに参入した今年が初めてとなる。
高木琢也監督は「私は被爆県出身。ほかの県の人よりも核兵器の脅威についての教育を受けてきた。しかしながら8月9日の11時2分に爆心地の近くにいることはこれまでなかった。現在、私はV・ファーレン長崎を率いているからこそ、このような日にここにいることができる。原爆の犠牲となった方々にチーム全員で哀悼の意を捧げることができた。今まで経験したことのないことで、あらためて平和の大切さについて考える一日となった」と話していた。
長崎の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(長崎担当 植木修平)
2013/08/09 17:56