6日の練習には田口泰士の姿があった。第18節・鹿島戦の接触プレーで落下した際に脳しんとうを起こしていたため、リーグの規定により翌節の磐田戦は欠場していた。
やはり頭部の負傷は怖いものだ。海外ではチェコ代表GKチェフが頭蓋骨陥没骨折の大けがを負い、現在もヘッドギアを付けてプレーしているが、田口も、「頭を打ってからの記憶がなくて…」と明かした。試合後は「試合勝ちました?」とチームメートに聞いて回っていたそうだが、それも覚えておらず、仲間に聞かされて知ったそうだ。自身の負傷シーンと試合結果を知ったのも映像を見てからだという。鹿島戦後のミックスゾーンでかけた声に足を止めず、ただ一人そのままタクシーに乗り込んでいた理由が、この言葉を聞いて初めて分かった。
この日はミニゲームにも参加。本人は「(プレーしてみて)まだしっくりこない」と話したが、元気そうな彼を見ることができて何よりだった。
名古屋の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(名古屋担当 村本裕太)
2013/08/07 07:00