誰でも気軽に参加できるフットサル大会としてJFAが主催する「2013JFAエンジョイ5~JFAフットサルエンジョイ大会~」が7月7日から全国でスタートした。本大会はエンジョイ志向でフットサルを楽しむプレーヤーを対象に、全国約220の民間フットサル場で開催予定で、「仲良く! 楽しく! 嬉しく! みんな一緒にエンジョイフットサル!」(松崎康弘JFAフットサル委員会委員長)というコンセプトの下、オープン、レディース、ミックス、オーバー30など8つのカテゴリーに加え個人参加形式も用意。参加者が競技レベルに合わせて出場可能な大会となっている。また、エンジョイ志向ではあるものの、各地区を勝ち上がることでさいたまスーパーアリーナで行われるファイナルステージ(10月27日)の出場権を獲得できる本格性を備えていることも今大会の醍醐味だ。
15日にフロンタウンさぎぬまで行われたミックス大会では、真夏の青空の下で、フットサルを愛する老若男女が汗を流した。大会形式の試合は初めてというプレーヤーも多く、ルール説明時には「オフサイドはないんですか?」といった声も聞かれたが(ありません!)、拮抗した試合が続き、笑顔の絶えない一日となった。この日惜しくも準優勝に終わったチーム“HOMIX”の女性プレーヤー・えりこさんは、「ワールドカップをテレビ観戦して、ずっとフットサルをやってみたかった。フットサルをはじめたのは3年前の夏くらいだけど、あまりミックスで試合に出られる大会も多くないのでこういう機会があって良かった!」と試合後に笑顔で語ってくれた。
『“いつでも、どこでも、誰でも”。すべての人にフットサル大会を届けたい』という開催理念どおり、誰でもフットサルが身近に楽しめる今大会は9月まで全国で予選が行われる予定。これまでフットサルに興味を持ちながらも身近に感じる機会がなかったサッカーファンや、大会とは縁がなかったプレーヤーも巻き込み、日本サッカーの裾野は広がっている。(取材・撮影:倉橋 捺稀)
(BLOGOLA編集部)
2013/07/17 15:10