6月30日に行われた浦和とのナビスコカップ準々決勝第2戦。C大阪は開始6分に先制する理想的な立ち上がりを見せながら、34分に喫した失点が響き、勝ち抜けに必要なあと2点を奪うことができなかった。試合後、失点に直結したタックルミスを悔やんでいたのが山口螢だ。「あのあたり(ペナルティーエリア付近)で『スライディングするな』とずっとレヴィーに言われていたけど、あの瞬間はクロスが来ると思って飛び込んでしまった」と話す。
初心に帰って迎えるJリーグ。再開の相手である磐田の関塚隆監督は、山口にとって「恩師」にあたる。「今、Jリーグでこれだけ出ているのも、関さんに五輪代表に呼んでもらって、良さを引き出してもらったおかげ。『クラブでレギュラー取れよ』とずっと言ってもらっていた。チームで出られないときは、代表での活動がモチベーションになっていた」と関塚監督への思いを語る。
紛れもないレギュラーとなった現在、成長した姿を恩師に見せたい。
C大阪の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(C大阪担当 小田尚史)
2013/07/01 19:19