前節の山形戦で引き分けに終わり、最下位へ転落した群馬はオフ明けの18日午前中、敵地熊本戦へ向けてアジリティー(俊敏性)を中心としたフィジカルメニューをこなした。
山形戦のアディショナルタイムに失点を許したGK北一真は「試合の夜は悔しくて眠れなかった。下を向いてはいけないが、チームがなぜ低迷しているのか、これからどうしなければいけないのかを全員が考えなければいけないと思う」と厳しい表情をみせた。
J2はあと2試合で前半戦を終えるが、最下位で折り返すわけにはいかない。北は「ウチはラスト2試合が神戸とG大阪との試合なので、それまでに残留を決めておきたい。そう考えると1試合1試合が本当に大切になってくる」と、チームに警鐘を鳴らした。
04年のJFL時代から在籍する最古参GKの言葉には、危機感が漂う。チーム全体がこの危機感を共有し、妥協なく練習に取り組めるかが降格圏脱出のカギとなる。
群馬の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(群馬担当 伊藤寿学)
2013/06/18 15:50