5月某日、日本代表メンバーに工藤壮人と東慶悟(FC東京)が選出されたという報せは、鈴木大輔にとって刺激に満ちたニュースとなった。
その代表発表の2日前、鈴木は偶然にも東と食事に出かけていた。「(食事の席で)代表の話は出なかったけど、ビックリした」と驚きながらも、「東が代表で活躍する姿を見たいし、自分も早く追い付けるように」と日の丸への決意を口にしていた。
5月29日のJ1第9節・広島戦後に、チームから与えられた約6日間のオフの間に、ロンドン五輪代表でチームメートだった大津祐樹(VVVフェンロ)とも再会を果たし、サッカー談義を繰り広げたという。「いまは違うステージで戦っている選手だけど、良い刺激をもらった」。
かつての盟友と貴重な時間を過ごした太陽王の背番号4は、周囲から受けた刺激を自身の糧にすることを誓った。
(柏担当 郡司聡)
2013/06/15 18:10