富士吉田市で行われた5泊6日のキャンプは、地元の協力もあって、素晴らしい環境で行われた。
特に恵まれていたのは“オフ・ザ・ピッチ”の部分だ。日々の温泉、食事を満喫し、宿泊先の鐘山苑から「帰りたくない」と口にするのは平本一樹。平本は15畳ほどのスペースを2人で占有したそうだが、部屋の面積は単身赴任先の約2倍。寝室と別に「こたつの部屋」(平本)もあり、窓を開けると富士が眼前に広がる絶景なのだという。
平本が特に感動しているのは、鐘山苑のおもてなし。専門家アンケートによるランキングで全国9位に輝いたという宿だから、当然サービスはいい。「エレベーターに女性がいて、ボタンを押してくれる」「飲み物を飲もうと思ったら、コップも一緒に冷やされていた」というきめ細やかさに、平本は驚く。
悔しい3連敗で中断期間を迎えた甲府だが、高級旅館のおもてなしで、少なくとも気持ちは癒えたことだろう。
(甲府担当 大島和人)
2013/06/08 12:00