4日の練習から河本裕之がピッチに戻っている。急性虫垂炎でチームを離脱していた主将は、「ひねって力を入れると内臓に堅さを感じるけど、それ以外は大丈夫」と復帰をアピールした。
河本は痛みに苦しんだ期間について言及する。「(第14節の)ヴェルディ戦の後、オフ明けの練習の夜から痛かったんだけど、動いたら気がまぎれるからやってましたね。(第15節の)愛媛に行く前、あまりにも痛いし、移動がきついなって思って『やめます』って。やめて正解でした」。
河本離脱の報を聞いたとき、岩波拓也は「ヴェルディ戦で河本さんとめっちゃぶつかったんです。僕のせいかも…」と不安げな様子を見せていたが、「ああこのあたり」と河本は当たった箇所を押さえ、「かもしれない。本当に」と、後輩に鋭くメッセージを送った。
「去年から呪われてる。ちょっとお払いに行ってきます」と頬を緩めた河本は、復帰を静かに喜んだ。
(神戸担当 小野慶太)
2013/06/05 20:37