前節の徳島戦で美しい放物線を描いた直接FKを決めた鈴木惇。待望の東京V移籍後初ゴールとなったが、残念ながらチームの勝利にはつながらなかった。「今度はもっと大事な場面であのようなキックができるように準備していきたい」と鈴木。次こそはチームを勝利に導くゴールを決める構えだ。
今季は主にアンカーのポジションを務めている鈴木が最近、刺激を受けた出来事と言えば、元日本代表MF小野伸二の練習参加。「技術がうまいからミスが少ないのではなく、ボールが来る前の判断や準備の質が高いからミスが少ないと感じた。僕はどちらかというとボールを持ってから勝負できる選手ではないので、準備段階での質を上げないといけない。近くで見て参考になった」と、鈴木は小野のプレーに舌を巻いた。
「福岡の人たちはラーメンよりうどんのほうが食べますよ」と主張する背番号14は、「機会があればまた一緒にやりたい」と、小野との“再会”を熱望していた。
(東京V担当 郡司聡)
2013/05/31 21:49