長崎の躍進を支える大きな理由の一つが「ハードワーク」だ。毎試合、一人ひとりの選手が持っている力以上のものを出してファイトするため、これまでは人とボールが前に早く動くアグレッシブなサッカーが体現できている。12日に行われた栃木戦では1-2で負けていたにもかかわらず、アディショナルタイムに高杉亮太が同点ヘッドを決めた。
長崎の「ハードワーク」は、ただがむしゃらに走っているわけではない。練習の段階から最新技術を用いて選手たちの心拍数などを計測。スタッフらが詳しく分析し、活用している。ちなみに、高杉はチームきってのスタミナを持つ。高木琢也監督は練習量について「今は松本のほうが多いかもね」とは話すが、科学的でハードな練習が長崎を支えているのは確かだ。
(長崎担当 植木修平)
2013/05/16 17:57