前節・松本戦の43分、遅延行為によりこの日2回目の警告を受けた森村昂太は、呆然としながらも冷静さを保ち、タッチライン沿いからピッチに向かって10人で戦うことになったチームメート、そしてスタンドのサポーターに深々と頭を下げた。
「良い感触で自分もプレーできていたし、チームも先制できた。良い流れで来ていただけに、チームに迷惑を掛けてしまい、引き分けになってしまったことを反省している」と試合後に神妙な顔つきで話してくれた。
いろいろと物議を醸した判定にも思えたが、そこは彼らしく「あのカードは自分の未熟さがあったから。しっかり反省したい」と自分自身を責めた。次節の横浜FC戦は出場停止となるが「(松本戦で引き分けて)連敗は止められたので、これから勝ち点を積み重ねるように、しっかりチームをサポートしたい」と話すと、少しだけ笑顔が戻った。
(北九州担当 坂本真)
2013/05/15 14:41