三浦泰年監督は現役時代、02年と03年に神戸でプレーしており、12日に国立で行われる神戸戦は“古巣戦”となる。指揮官の選手キャリアにとって、神戸在籍時代はどんな時間だったのだろうか。「現役時代で最後に所属したクラブだし、『最後に現役を続けたい』という自分自身のわがままのようなモノを受け入れてくれた大事なクラブ。しかも現役を引退したと同時にチーム統括部長という重要な仕事を任されてもらったクラブでもある」。
しかし、三浦監督は神戸に恩を感じつつも、現在の立場が東京Vの監督である以上、神戸にいたというエモーショナルな要素は持ち合わせていないという。「ヴェルディをJ1に昇格させる、輝きをよみがえらせるということが与えられたミッションであり、自分が持つパッションになる。その意味では神戸は目の前に立ちはだかる大きな壁のようなモノだと思う」。12日、三浦監督率いる東京Vは、聖地・国立で首位撃破に挑む。
(東京V担当 郡司聡)
2013/05/09 20:52