栗澤僚一がプロのキャリアをスタートさせた05年、当時加入したFC東京のトップチームコーチを務めていたのが磐田の長澤徹暫定監督だった。「徹さんには大学(流通経済大)を出てプロに入って、プロの厳しさやサッカーの楽しさを教えてもらった。印象に残っていることは、プロは一度ミスをしたら、その同じミスを繰り返してはいけないということ。それはすごく気付かされる言葉だった」と栗澤は当時を懐かしむ。(暫定)監督と選手という立場で再会を迎える背番号28は、「徹さんは心理的な部分を強く持つように、チームへ『もう一度出直していこう』という話をしていると思う。しっかりとした準備をして、チームが一つになろうという相手の気迫に負けずに、足をすくわれないようにしたい」と磐田戦への決意を語った。
(柏担当 郡司聡)
2013/05/08 21:49