4月は1勝4敗に終わった徳島だが、勝てない原因の一つに“5試合で11”という失点の多さがある。「守備は修正しないといけないし、結果を出して修正したことを見せないといけない。“失点が多いチーム”と相手に思われると、相手はリラックスしてどんどん打ってくる。それが本当に入る(苦笑)。“堅いぞ”と思わせると入らない。相手に与える影響は全然違う」と小林伸二監督も話す。その意味で、5月の初戦である前節鳥取戦で完封勝利を収めたことは、事態が好転するきっかけにはなる。大久保裕樹は「(失点ゼロを)続けていくには、基本に忠実にプレーすること」だと言い、三木隆司は「前から行くなら行く。後ろで引くなら引く。メリハリが重要」だと話す。今年と同じく「5月6日」に行われた昨年の熊本戦では花井聖のパスを津田知宏が決めた。その再現の期待とともに、今季は攻撃では点が取れているだけに、粘り強い守備の継続が今節の勝利には欠かせない。
(徳島担当 小田尚史)
2013/05/05 18:48