J1第16節・仙台-広島は素晴らしい試合となりました。勝ち点2差で迎えた首位と2位の直接対決でしたが、実はこのカードに対する事前の全国的な注目度は低く、プレビュー号でも表紙やカラーページではありませんでした。しかし実際にピッチ上で展開された一戦はそれぞれが持ち味を出し合い、仙台が最後までプレッシングを続けて素早く攻撃に切り替えれば、広島は勝負どころで創造力を発揮して綺麗にボールをつなぐ、というものでした。
両チームとも勝ち点3を取りたかったという意味では悔しい一戦でした。しかし試合内容については、それぞれ地方都市のクラブとしてスタイルを作り上げていく努力が、首位攻防戦というプレッシャーのかかる舞台でも発揮された、といえます。マッチレポート号では中央のページをいただきました。私も、広島担当の寺田さんも、心を込めて執筆いたしましたので、この貴重な試合の内容が少しでも読者の方々に伝わっていれば幸いです。
週末には2位の広島と3位の磐田の直接対決という、これまたビッグゲームが組まれています。次はこのカードが注目されることを願っています。
(仙台担当 板垣晴朗)
2012/07/04 10:54