試合前日は、笑い声が隋所で響くリラックスゲームで練習を終えることも多いC大阪だが、湘南戦前日の2日は、紅白戦形式によるセットプレーの確認をメインに、1時間近く汗を流した。「今はそういったゲームができる状況ではない。集中力を高めるため、試合前日もあえてこのような形を取った」とレヴィー・クルピ監督。今節に向けたマネジメントとしては、オフの予定であった29日を急きょ練習に変えるなど、緊張感ある雰囲気の醸成に努めた。湘南戦で求めるものは、「すべての数字」だという。「得点だけでなく、フィニッシュの回数、シュート数、そこに至る回数。失点数も少なく。そういったすべての数字にこだわる」とキッパリ話した。遠征出発直前、「攻撃の流れは悪くない。イメージも共有されている。あとは、試合の中で、より精度を高めてシュートを決めるだけ」と山口螢がコメントを残したが、それは今節に臨むチームの気持ちを代弁した言葉だと言える。
(C大阪担当 小田尚史)
2013/05/02 18:17