第9節・岡山戦は敵地で先制点を奪われる苦しい展開だったが、終了間際に追いついて勝ち点1を獲得した。
その同点ゴールを決めたのは宮吉。失点直後の57分からピッチに立ち、リーグ最少失点と堅守を誇る岡山の守備陣と対面。スペースを狙うことでDFを引き付けて味方のシュートチャンスを影で演出するなど攻勢に一役買うと、87分に自らが一瞬のスキを突くことに成功する。
相手DFが空けたスペースを見逃さなかった福村からの鋭いパスをゴール前で受けて、右足で冷静にゲット。サイドネットに突き刺したシュート精度も見事だが、パスの勢いを殺して、すぐシュートへ持ち込むことを可能にした柔らかいファーストタッチが素晴らしかった。
ただ、試合後は「ゴールは良かったけどね…」と自身の今季2点目の喜びよりも、チームを逆転に導けなかった悔しさが大きかった様子。原の負傷でスタメン出場が濃厚な次節こそ、勝利の喜びをサポーターと共有したい。
(京都担当 雨堤俊祐)
2013/04/19 20:28