7月22日に開幕したマンチェスター・ユナイテッド・プレミアカップ(上海)に日本代表として出場中のG大阪JYが24日の準決勝でサントスFC(ブラジル)を破り、決勝進出を果たした。
マンチェスターUプレミアカップは世界8,000以上のチームが参加した予選を勝ち抜いたチームで争われるU-15年代で最も大きな世界大会。日本勢では2000年にDF一柳夢吾(岡山)、保谷吉昭(元神戸)、FW北脇里規(磐田)らを擁したヴェルディJYが準優勝を果たしており、それに続く快挙となる(当時の大会名称はナイキプレミアカップ)。また、2003年大会では森本貴幸(カターニャ)が大会MVPに選ばれている。
G大阪JYは、日本予選を兼ねるJFAプレミアカップ(5月3日~5日)で優勝し、出場権を獲得。「目標は優勝」(G大阪MF市丸瑞希)と豪語し、開催地の上海に乗り込んだ。22日のグループステージ1日目はバンコクCC(タイ)を2-0で下すと、第2戦はバルダーSC(米国)を撃破。同2日目はセルティック(スコットランド)に1-3で敗れたものの、ウニベルシダ・カトリカ(チリ)を1-0で下し、3勝1敗で決勝トーナメント進出を果たした。
24日から始まったノックアウトステージでは、まず準々決勝で前回王者のパチューカ(メキシコ)と対戦。0-0からPK戦にもつれ込む激闘となったが、これを3-1で制して勝ち進むと、同日に行われた準決勝でも王国の名門サントスFC(ブラジル)に1-0で勝利。準々決勝ではボカ(アルゼンチン)を蹴散らし、圧倒的得点力で大会の話題をさらっていた“本命”を打ち砕いてみせた。
決勝の相手は準々決勝で浦項スティーラーズ(韓国)、準決勝でインテル(イタリア)を、いずれもPK戦の末に破ってきたウニベルシダ・カトリカ。G大阪とはグループステージですでに対戦しており、そのときは1-0で勝利している相手だ。“世界一”の座を懸けた戦いは、25日17時30分(現地時間)から、香川真司の出場が予想されているマンチェスターUと上海申花の親善試合の前座ゲームとして開催される。
(写真提供:NIKEFOOTBALL)
(BLOGOLA編集部)
2012/07/24 21:02