今節を含めて残り5試合となり、選手間にもさまざまな緊張感が漂い始めようだが、若いDF古賀太陽もその一人。「勝ち続けるしかないという状況に、いい緊張感が出てきました」と言う。
もっとも、古賀に関しては別の緊張感もある様子。というのは、6月に柏から育成型期限付き移籍で加入してからここまで16試合に出場しているが、持ち味である攻撃面で“結果”を残せていないことに焦りを感じ始めているのだ。
「得点ももちろんだけど、まだアシストもない。残り5試合だし、そろそろ攻撃面での結果を残さないと、と思っています」という古賀にはある企みがあるようだ。
「実は金沢戦でのバースデーゴールを狙っているんです」
ホーム、レベスタでの第39節の金沢戦が行われる10月28日が古賀にとっては20歳の誕生日なのだ。そして、「その金沢戦の前にアシストを決めることができれば、バースデーゴールの可能性も上がるかなあ」と、今節・山形での移籍後初アシストにも欲をのぞかせている。
居残り練習をともにすることが多くなったFW城後寿が「タイヨウの質も上がってきている」と認めるように、クロスに正確性を増しているので、山形戦での初アシストを期待していいかもしれない。
(福岡担当 島田徹)
2018/10/18 19:05