今季のチームが始動して以来、長らく別メニュー調整が続いていた伊藤優汰だが、ようやく今週になって全体練習に合流した。「(別メニューが)長かったので、サッカーができるっていいなと思った」と率直にうれしさを表現。伊藤の持ち味であるドリブルで積極的にゴールに向かう姿勢は石丸清隆監督も「ウチにはいないタイプだし、いまのチームに足りていないところ」と言うだけに、その実戦復帰が待たれるところ。
しかし、長期間の離脱のために、通常メニューをこなしている選手との体力的な隔たりは大きい。「体的にも筋力的にもついてきていないし、距離感も戻っていない」という現実も。とはいえ、試合ともなれば「ゴールに向かってしかける姿勢を見せたい。バルサやレアルとか、パスのうまいチームでも最終的には個で誰が打開するかにかかっている」と目的は明確。
少し時間を要するが、チームに足りない“ピース”は確かに動き始めた。
(愛媛担当 松本隆志)
2013/04/04 19:12