4日の新門司で行われたトレーニングでも、北九州の闘将・宮本亨の大きな声の指示が飛び、終了後は仲間たちとたわむれあっている笑い声が響いていた。
「ここまでの6試合、開幕戦では負けたけど、アウェイで引き分け、そして勝てた。チャンスも多く作れるようになったし、少しずつ自分たちらしいサッカーができるようになった」と語った宮本に、あえて前節・千葉戦の話を聞いてみた。
「結果は1−6だったけど、全ての時間で主導権を握られていたわけではない。千葉はシュートを確実に決めた。最後の精度を学ぶべきだと思うし、もっと突き詰めるべき点。それを肌で感じただけでも、大きな試合だったと思う」と、あくまでも冷静に試合を分析していた。
数々の修羅場をくぐって来た頼もしいベテランは、「下を向いているわけにはいかない。失敗を恐れずにやることが大切。自分たちは必ず、もっともっと良くなりますから!」と前を向いた。
(北九州担当 坂本真)
2013/04/04 18:59