26日のJ2第16節・横浜FC戦、京都の2種登録選手である上月壮一郎が先発出場し、京都では11年の久保裕也(ゲント)以来となる現役高校生でのリーグ戦デビューを果たした。このことを「いい刺激になっています」と捉えているのが、上月と同じ京都U-18所属の高校3年生で3月から2種登録されているGKの井ノ尾匠だ。
横浜FC戦前の練習には上月と福岡慎平が京都U-18から呼ばれていたが、二人はU-19日本代表候補トレーニングキャンプに参加しており6月1日まで不在。入れ替わるように、井ノ尾が29日からトップチームの練習に合流している。
トップ昇格1年目のGK若原智哉も上月らとともにU-19日本代表に招集され、韓国籍GKのキム・チョルホは別メニュー調整中のため、現在練習に参加している京都のGKは清水圭介と井ノ尾の二人のみ。29日の紅白戦ではサブ組のゴールマウスを井ノ尾が守り、「ユースとはスピードが全然違うし、シュートのうまさも全然違う。まだまだレベルアップが必要だと感じました」と、貴重な経験を積んでいる。
「監督には『焦らずに、自分のペースで参加すればいい』と言われていますし、そのとおりだと思う。ただ、自分にもチャンスがまったくないということはないと思うので、(トップチームでのデビューを)狙っていきたいです」。
17歳のGKは、正GKとして起用されている若原が戻る6月2日まで、自身の武器と話すロングフィードとシュートストップを全力でアピールするつもりでいる。
写真:川瀬太補
(京都担当 川瀬太補)
2018/05/30 12:22