磐田は15日、今月2日の明治安田J1第12節・横浜FM戦で暴力行為を行ったDFギレルメとの契約解除を発表した。
ギレルメは、横浜FM戦の80分に2度目の警告を受けて退場を宣告された。その後、横浜FMの喜田拓也選手に対する暴行、また横浜FMスタッフに対して肘打ちを行い、Jリーグから10日に6試合の出場停止処分が下されていた。
クラブの処分が決定するまでの間、練習不参加の謹慎処分となっていたギレルメだが、この日クラブは正式処分を発表。「クラブ内での協議の結果を踏まえ、5月15日(火)を持ちまして双方合意の上、契約解除といたしました」としている。
木村稔社長は、「2日のあのような行為のあとも、契約解除か、もう1度チャンスを与えることができないかという部分で相当悩みました」と話した。また最終的に「今回の行為が暴力行為だったということ、それから今回が初めてというわけではなく、鹿児島(キャンプ)でのトレーニングマッチからラフプレーが散見されていたことを踏まえて決断した」と説明した。
その中で「私や服部強化部長、名波監督を含めて、ギレルメが日本のサッカーに適応できるようにジャッジやプレーを含めて話し合いを重ねてきた。しかし最終的にクラブとして、正しいジャッジをしなければいけない。クラブとしては、日々のトレーニングや試合に向けてサッカーにどう集中させるかが一番大きな役割。彼を日本サッカーに適応するよう努力はしましたが、このような結果となってしまった」と説明した。
最後に木村社長は、「不快な思い、ご心配をおかけしたことを心からお詫び申し上げます」と謝罪した。
(磐田担当 森亮太)
2018/05/15 18:30