17日に開催される明治安田J2第4節・東京V戦で、大分が昨季までの守護神・上福元直人と対峙する。
順天堂大4年生だった11年に強化指定選手となり、翌年、大分でプロとしての生活をスタートした上福元は、片野坂知宏監督の目指すスタイルを体現するキーマンの一人として、昨季38試合に出場。だが、新たな刺激を求めて今季は東京Vへと移籍した。
同じく12年にプロとなり、ずっと一緒にトレーニングしてきた後藤優介は、この対戦を前に「違和感しかない」と苦笑いしつつ「取ります」と、かつての仲間を上回っての得点を力強く宣言する。
上福元と同い年で明治大時代に関東大学リーグでともに戦い、今季から守護神を務める高木駿(写真左奥)は、胸に期すところも大きいはずだ。「今季は昨季よりもビルドアップの要求が高く、トレーニングから質を高めている。難しいがやりがいがある」と、東京V戦に向けて準備に余念がない。
高木と明治大で同期だった宮阪政樹も「カミ(上福元)がいるのでこちらがこういうサッカーをすることはわかっているだろうが、それでもウラを取れるようにしていければ」と、闘志を燃やす。
ピッチとベンチが一体感を持つことも大事だ。上福元にファインセーブされないよう、コワモテで有名な恩師・吉坂圭介GKコーチ(写真右)に、試合前から睨みをきかせておいてもらいたい。
写真:ひぐらしひなつ
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2018/03/16 20:56