前節・甲府戦で移籍後初先発を果たした山本真希。これまでは途中出場が続いたが、そこで試合の流れを変える役割を担うなど好プレーを披露していただけに、満を持しての先発出場だった。
山本と言えば、清水時代から精度の高いミドルシュートが魅力の一つ。甲府戦に向けた取材の中で、「ミドル、頼みますよ!」と記者が何度も話しかけると、最初は山本も「まあ、チャンスがあれば」という落ち着いたトーンだったが、徐々に記者のしつこさに負けたのか「そうですね、狙わないと」と前向きなトーンに変わっていった。そんな期待の中で迎えた試合。山本は2度、ミドルレンジから足を振るシーンがあったが、結局ゴールならず。「2本打ったんですけど。またですね」と自ら振り返り、悔しがった。
現在のチームはボールを持っても、どこか思い切った攻撃に踏み切れずにいる。今度こそ山本のミドル弾さく裂で、停滞打破と行きたいものだ。
(川崎F担当 西川結城)
2013/04/01 16:50