1月14日、東京都新宿区で東京Vの新体制発表会見が行われた。
11名の新加入選手紹介に始まり、新ユニフォーム発表、それに体調不良の井林章、U-21日本代表としてAFC U-23選手権に参加中の井上潮音を除く全選手が参加した背番号発表……。また、Jリーグチーム初の大型犬(ゴールデン・レトリバー)が加入したVERS新体制発表会見など、約1時間。サポーターやスポンサーを前にして賑やかに執り行われた。
指揮官自ら昨季途中から編成作業に加わってそろえた「すごくバランスの良いメンバー」(同監督)に、羽生英之社長は「11年からいるが、もしかしたら今季が一番勝てるチームが作れるかも」と自信のほどを覗かせる。昨季の主力である安在和樹(鳥栖)、安西幸輝(鹿島)、高木善朗(新潟)、高木大輔(山口)は新天地を選んだが、その代わりに各ポジションで即戦力を補強。9年ぶり復帰の林陵平、山形からセントラルMFの主力として期待される佐藤優平、大分の正GK・上福元直人、群馬で10得点の髙井和馬、北朝鮮代表のリ・ヨンジ、それに比嘉祐介や若狭大志、奈良輪雄太といったニューカマーは期待十分だ。
「(背番号は)11番。カズさんを背負って、ヴェルディを背負って頑張りたい」(林陵)、「新しいサッカーを学ぶことは財産。ビルドアップという自分の武器を生かす」(上福元)、「(面白いところを)何人かから引き出せたら」(比嘉)。
すでに練習は12日から始まっている。初日から[4-3-3]のポゼッション練習を行うなど昨季同様精力的だ。昨季の5位を経て、悲願のJ1復帰へ。緑の18シーズンが始まった。
写真:田中直希
(東京V担当 田中直希)
2018/01/14 21:05