鎌田次郎はキャンプ中に腰を痛めて出遅れていたものの、J1第2節鹿島戦で先発復帰。本人によれば腰はもう大丈夫とのことで、リーグ戦とACL、両方での活躍が期待される。鹿島戦後の鎌田はこれまで多くプレーしていたCBではなく、[4-3-3]の中盤の底に一人配置される、いわゆる”アンカー”を担当している。彼が仙台加入後に実戦でこのような役割を果たしたのは昨季J1第4節のC大阪戦で、一時的に[4-1-4-1]のアンカーでプレーした。
ここまで鹿島戦と第3節柏戦でこのポジションでのプレーを経験し、鎌田は「CBでプレーしていたときと違う運動量やペース配分のところがまだ課題」としている。「自分がこのポジションで起用されているということで、まず期待されているのは守備の部分。そこを安定させて、攻撃に切り替える役割を果たしたい」という意欲のもと、鎌田は仙台加入後初得点を決めた(2010年)相手・C大阪戦に挑む。
(仙台担当 板垣晴朗)
2013/03/28 17:55