19日、日本サッカー協会より、第97回天皇杯の3回戦~準々決勝の会場決定方法がリリースされた。「サッカー普及の観点から、天皇杯の試合を全国各地で開催することが重要と捉え、3回戦から準々決勝までの試合においては、対戦カードの下位カテゴリーチームが所属する都道府県の会場を優先して開催する」ことが明らかになった。
この決定は横浜FCでも多少の波紋を呼んでいる。横浜FCは明日21日の天皇杯2回戦、アウェイで金沢と対戦するが、「リーグ戦と連戦で、週中に行って帰るだけでも大変だよ」と中田仁司監督。勝ち進んだ場合は相手が神戸と富山の勝者となるが、今回の決定により、相手が神戸であれば今度はホームで試合ができる。ただし、富山が勝った場合は、またしてもリーグ戦に挟まれた週中に富山行き。「それだけは勘弁してくれよ……」と、指揮官も苦り切った顔だった。
※お詫びと訂正
当初、本記事では神戸から期限付き移籍で加入中の増山朝陽選手が、神戸の地で神戸と戦えることを楽しみにしていた旨の記述がありましたが、増山選手は契約条項により神戸と対戦する天皇杯には出場できません。当方の確認不足であり、その記述は削除して訂正しております。ご迷惑をおかけした読者の皆様ならびに選手、関係各位に深くお詫び申し上げます。
(横浜FC担当 芥川和久)
2017/06/20 20:28