21日の天皇杯2回戦・浦安戦で柏の大卒ルーキーDF橋口拓哉がホームデビューを果たす可能性が出てきた。
5月31日に行われたルヴァンカップ第7節・札幌戦でプロデビューを飾った橋口は「人生を懸けた大一番」と強い決意を持って臨んだ。立ち上がりこそプロの雰囲気に呑まれ、動きに硬さが目立ったが、時間の経過とともに堂々とプレー。J屈指のフィジカルを誇る札幌のFW都倉賢に対しても臆することなく積極的にチャレンジし、そのポテンシャルを垣間見せた。
札幌戦でつかんだ収穫と課題をもとに練習を重ね、自身の力でつかんだ2度目のチャンス。浦安戦に向けて背番号21は冷静に話す。
「チャンスが来たら結果を出してアピールしたいと思っている。そういう準備はずっとやってきたつもり。(相手は格下と言われているけど、自分としては)目の前のFWと目の前のチームに対してプレーするだけだと思っている。そこに対してほかの感情はないし、ただ勝ちたいという気持ち、チームに貢献したいという気持ちでプレーしたい」
1度プロのレベルを経験したことでプレーに余裕が生まれ始めているのは練習を見ていても明らか。本人も「日頃の練習が身になっていると感じることもできたので、そういうところも生かしてアピールできたら」と手ごたえを口にする。
ホームのサポーターの前で橋口がどのようなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。
(柏担当 須賀大輔)
2017/06/20 19:43