前節・金沢戦を4-0で勝利し、6試合ぶりに勝ち点3を得た松本。試合内容自体は後半途中まで拮抗しており、手放しで喜ぶことはできないものだったが、苦しい時期の長かったチームにとって何よりの薬となったはず。「勝つことができて、ホッとしている」と安堵の表情を見せる岩間雄大の言葉からも、この白星の価値が分かるというものだ。
今週末の対戦相手の東京Vは連敗中だが、その2試合ともボール保持率では相手を大きく上回っており、難しい試合となることは間違いない。今節も中盤の底での先発起用が有力と見られる岩間は、「技術の高い選手が多いので、簡単にプレーさせないことが大事になる。まずは与えられた仕事をこなしつつ、チャンスがあればゴールも狙っていきたい」と意気込む。
小6から中3の4年間、東京Vの下部組織でプレーしており、古巣との一戦となる。現在のチームでは田村直也が1年先輩にあたり、「一緒に練習させてもらった当時、お世話になった」という。対戦相手として活躍することで、感謝の気持ちをピッチ上で示したい。
(松本担当 多岐太宿)
2017/06/03 10:06