あと1ゴールに迫ったJ1通算20,000ゴール。清水のゲームを含む2試合がほかに先駆け金曜日に行われるため、この日に決まる可能性が高い。そのため、チーム内でも20,000ゴールを巡る争い(?)が勃発しそうだ。
最有力と見られるのは、チョン・テセだろう。J1通算13,500ゴールを決め、また昨季はJ2通算15,000ゴールも決めている。今回も「歴史に名を刻みたい」と意気込む。現在はチーム内得点王となる4得点を挙げており、確率の上からも高いことは間違いない。今節は古巣対決でもあり、思いはさらに強い。
2トップを組む金子翔太も20,000ゴールを狙う一人。「メディア的には、テセさんが取ったほうが面白いんでしょうけど…。20,000ゴールには興味がある」と、控えめながら虎視眈々と狙っている。3月30日に入籍したばかりで、新婚1号をメモリアルゴールにしたいところだ。
村田和哉は、「10,000ゴールを決めた野洲高の先輩(前田雅文・現関西大サッカー部監督)に続きたい」と話す。14年には等々力陸上競技場でJ1残留をつなぐ逆転ゴールを決めており、相性の良い土地でゴールを狙っている。
相性の良さで言うと、六平光成にも期待が懸かる。同じく14年の等々力で、観戦に訪れていた父・直政さんの前でプロ初ゴールを決めた。直政さんは今回観戦に来られないようだが、プロ2ゴール目はこのタイミングになるか。
ただ、その全員が強調するのは、チームの勝利が前提だということ。20,000ゴールを清水の選手が挙げた上で、勝ち星を一つ先行させたい。
(清水担当 田中芳樹)
2017/04/20 18:24