育成型期限付き移籍制度により札幌から新たにチームに加わったGK阿波加俊太が今週のトレーニングからチームに合流している。
今季、GKを3人体制でスタートさせた愛媛だったが、第5節・水戸戦のウォームアップ中にGK原裕太郎がアキレス腱を断裂。長期離脱を余儀なくされたことでGKの新たな補強が急務になり、そこで白羽の矢が当たったのが札幌で出場機会を求めていた阿波加だった。
阿波加は「ここで試合に出ることが自分自身のためになるし、激しい競争をすることがチームのためにもなる」と意気込み。「シュートストップには自信を持っている。その中でも至近距離での対応は自信がある」と自身のストロングポイントを話す。
少し驚きなのが、この阿波加が背負う番号が正GKの象徴である『1』ということ。途中加入の期限付き移籍選手がいきなり背番号1を担うのは異例とも言えることだ。
阿波加は「そんなに番号にこだわりや強い意識はない」としながらも、今季がスタートした時点でチームの背番号1が欠番となっていたこともあり、「やっぱり1番という番号はどのチームを見てもスタメンで出ている。『ここでやるぞ』という意気込みも含め、このチームを代表するようなGKになりたいと思ってこの番号を付けさせてもらった」と“異例の背番号1”誕生の由来を明かした。
その強い意気込みのとおり、背番号1が似合うGKとしての成長が期待される。
(愛媛担当 松本隆志)
2017/04/08 18:07