9日に東京V戦に臨む湘南。前節、首位の座を奪われた相手との対戦でもあり、負けられない一戦だ。
前節・讃岐戦は3失点を許し、完敗を喫した。この試合はただ負けたのではなく「学んだことがある」とGK秋元陽太は振り返る。「讃岐の選手たちのファイティングスピリットだったり、球際の強さ。僕たちもああいうチャレンジの気持ちをもう一回、出さなければいけない。そういうのを相手チームから学んだ」。
讃岐が見せたプレーは湘南スタイルにとって最も必要不可欠なことだった。そのことを見失う試合は今季何度もあったが、結果的には勝ち点を稼いできた。それでも何か物足りなさを感じることが多かったのも事実。しかし前節の敗戦は、身を持って足りない部分を痛感するキッカケとなったはずだ。もう一度湘南スタイルの根幹に立ち返ることが、いま求められている。
今節は、その場所へ立ち返るための重要な試合だ。「しっかり自分たちで前節のサッカーを払しょくしなければいけない。相手から学んだこと、自分たちがやらなければならないことを、再認識する」(秋元)。
アウェイ2連戦目となる東京V戦は、観ている人に「湘南らしいな」と思わせるサッカーを見せ付けたい。
(湘南担当 高澤真輝)
2017/04/08 17:43