FC東京が川崎FのFW大久保嘉人の獲得が濃厚になったことが分かった。
今季、リーグタイトルを目指したFC東京だったが、結局1stステージ、2ndステージともに9位に終わった。総得点もリーグ戦34試合で39得点と、攻撃力低下がチームの足かせとなってしまった。
FWとして主にプレーした前田遼一は6得点に留まり、また負傷から復帰した平山相太も5得点と、最前線に立つ選手たちのパワー不足を露呈。来季に向けては攻撃陣のテコ入れを考えており、近日中に名古屋のFW永井謙佑にオファーを提示する見込み。さらにクラブは得点力の高いストライカーの補強を最優先事項としていた。
川崎Fは、5シーズン指揮した風間八宏監督の今季限りでの退任をすでに発表している。体制変更に伴い、昨季まで3年連続得点王に輝いた大久保も来季は新天地での挑戦に臨む可能性が高まったという。
すでに昨季まで在籍したDF太田宏介(フィテッセ)とGK権田修一(ホルン)にも来季のチーム復帰へのオファー、打診も行っている。来季再び浮上すべく、大型補強を敢行するFC東京。大久保獲得というビッグディールが、悲願の戴冠に向けた大きな後押しとなる。
(FC東京担当 西川結城)
2016/11/04 04:02