21日、柏はリーグ再開初戦となる2nd第15節・鳥栖戦に向けて調整を行った。そんなチームは今節、負傷中のディエゴ・オリヴェイラとU-19日本代表に召集されている中山雄太という攻守のキーマン二人を欠いて臨むことになりそうだ。
そこで注目を集めるのが、その空いたポジションに誰が起用されるのかという点。普段からメンバーをほとんど明かすことがないのが下平隆宏監督。CBについては「二人ベテランがいて、どちらが出てもいいような状態で競ってくれたので良い準備はできた」と期待を寄せ、FWについても「そこは海外帰りの二人がいるので、そこはどちらがでても大丈夫」と笑顔を浮かべ、記者陣を惑わせた。
さらには、上記二つのポジション以外にも「もう一度(選手を)フラットな目で見ていこうとして、紅白戦形式のゲームも入れた」と指揮官が話したように、3週間の中断期間中はチーム内の競争を煽り、ポジション争いは激しさを増している様子で、正直なところ、どの11人が鳥栖戦の先発を飾るか予測できないのが本音である。
誰が出ても同じサッカーをできるチームが強いチームであることは間違いない。「年間4位」という新たな目標を掲げた柏は、全勝がマストな残り3試合、総力戦でラストスパートに掛かる。
(柏担当 須賀大輔)
2016/10/22 10:11