前節、浦和に敗れてリーグ戦4試合ぶりの敗戦を喫した鳥栖。2ndステージの優勝争いに生き残るためにも、17日のJ1・2nd第12節・広島戦は重要な一戦となる。広島も浦和と同じ[3-4-2-1]の布陣を敷くが、「似ているようで違う」と吉田豊が話すように、鳥栖としての戦い方や狙いも変わってくるようだ。
林彰洋も「相手の攻撃の仕方という部分では厚みもあるし、(ピーター・)ウタカは本当にずる賢い(ゴール前への)入り方をしてきたりするので、考え方はちょっと変えないといけない」とその違いについて言及。得点ランクのトップを走るピーター・ウタカの存在を、警戒ポイントに挙げた。前期の対戦では開始早々の失点で試合の主導権を握られ、終わってみれば0-3の完敗。試合後の林は今季、最も苦々しい表情を浮かべていた。「前期で一番やられたチームはあのチームかなと思いますし、何もできなかったという印象」と本人も当時を振り返る。
しかし、鳥栖もそこから守備を立て直し、2ndステージで優勝争いを演じるまでの成長してきた。「いまの僕らでどういうふうな戦い方ができるのか楽しみな部分でもある」と林は話す。過去、1勝2分6敗と相性の悪い広島相手に勝利し、鳥栖はタイトルレース生き残りを懸ける。
文:杉山文宣(エルゴラッソ鳥栖担当)
(鳥栖担当 杉山文宣)
2016/09/16 13:27