前節の讃岐戦で今季初アシストを記録した金沢の熊谷アンドリューが、さらなる活躍でチームをJ2残留に導く。
今季、横浜FMから期限付き移籍で金沢に加入した熊谷アンドリュー。シーズン序盤はベンチスタートやメンバー外も経験したが、6月中旬以降、左サイドハーフとして先発に定着した。中盤でボールを収め攻撃のタクトを振るう熊谷だが、「やっぱり目に見える得点やアシスト。そこがオレに一番足りないところだと思う」という。
11日に行われた・J2第31節・讃岐戦では今季初アシストを記録。味方のキックを頭で折り返し、金子昌広のゴールをお膳立てした。熊谷は「あのパスは狙いどおり。自分がああいうところ(ゴール前のスペース)に入っていけるようになっているのはプラス」と手ごたえを口にした。
開幕から「ゴールに直結するプレー」や「勝利に結び付くプレー」をずっと自らに課してきた。天皇杯1回戦・サウルコス福井戦では2得点の活躍を見せたが、リーグ戦はここまで1得点1アシスト。金沢がJ2残留を達成するためには、熊谷の”10番の仕事”が欠かせないだろう。「金沢を残留させないといけない」。その思いを、残り11試合にぶつける。
(金沢担当 野中拓也)
2016/09/14 19:15