吉田恵監督の采配が冴えを見せている。
前々節・讃岐戦(1△1)の後半ロスタイムに途中出場のFWエヴァンドロが劇的同点弾。前節の松本戦(1△1)では、何度も交代を取りやめ、最後の最後までピッチに残していたFW瀧谷亮が土壇場の89分に同点ゴールを奪った。
瀧谷の交代を取りやめた理由について“やってくれそうな雰囲気”を感じていたという指揮官。「ほかの選手の疲労度や出ている選手との兼ね合い、また、セットプレーの攻守で高さが必要だと感じていた。試合中のプレーは満足のいくものではなかったが、そういうところを信じた」結果、FKから背番号36の一撃が生まれた。
もちろん「夏場の連戦を勝ち切って乗り越えることが、チームにとって非常に大きなことにつながる」と慢心することはない。連敗ストップから2試合連続の勝ち点奪取にも、「3連戦の最終戦でも引き分ける、勝ちに持っていくことがものすごく重要になる」と油断を排除し、今節・徳島戦に臨む。
写真:村本裕太
(岐阜担当 村本裕太)
2016/08/13 13:02