磐田の名波浩監督が前節・川崎F戦を振り返り、小林悠のあるプレーに賛辞を送った。
17日の前節、磐田は首位を走る川崎Fに対し1-1の引き分け。粘り強い戦いで勝ち点1をつかんだ。前回対戦時(5月29日の1st第14節・0●1)とは比較にならないほど攻撃機会も多く、チャンスを創出した。さらに守備でも最終ラインを高く設定し、川崎Fをてこずらせた。
ただ、川崎Fが64分の得点シーン以外にも決定機を作り出していたことは事実。72分には特に危険な場面があった。エドゥアルド・ネットの矢のような縦パスを受けた小林悠が、トラップから鋭いシュートを放ちゴールネットを揺らしたのだ。しかし、これは惜しくもオフサイドの判定でノーゴール。
この場面について磐田の名波監督は20日の練習後、「ターンしてスパンと打ったやつ、あれは凄いよね。あれはワールドクラスだよ」と川崎Fの背番号11の一連のプレーを絶賛した。
ドローという結果に終わり収穫もあったが、磐田が何度も肝を冷やしたのは事実。23日に戦う横浜FMも中村俊輔、齋藤学、マルティノスなど、前線に強烈な選手がそろっている。守備陣はもちろん、チーム全体として強い意識をもって、この一戦に臨む必要がある。
文:青木務(エル・ゴラッソ磐田担当)
(横浜FM担当 藤井雅彦)
2016/07/20 15:17