川崎FのMF中村憲剛が今週中にも全体練習に合流する可能性が出てきた。
7月9日のJ1・2nd第2節・名古屋戦(3◯0)で負傷した中村は右足関節捻挫、長母趾伸筋挫傷、長趾伸筋挫傷で全治3~4週間と診断された。しかし、19日の練習ではランニングに加えてボール使ったトレーニングも行った。かなり激しいタックルを受けたにもかかわらず全治3~4週間程度のけがで済んだこと自体が驚きだったが、負傷日から10日ほどしか経っていない中でこの状態にいるのはある意味奇跡とも言える。
ただ、中村は「慌ててはいないし、一つひとつ段階を踏んでやれることを取り組んでいる」と話し、「トレーナーもオフを返上してくれたし、試合の日もケアを手伝ってくれた。ここまで来られたのは厚いサポートがあってのこと」とメディカルスタッフへの感謝を口にした。
大島僚太と原川力がリオ五輪参加のためにチームを離れ、かつ負傷者を多く抱える川崎Fにとって、中村が帰ってくる大きさは言うまでもない。期待感をあおるわけではないが、当初の予定よりも早く背番号14の姿をピッチで見られることになりそうだ。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2016/07/20 10:30