千葉の関塚隆監督が、7日の練習後に前半戦の総括を行った。
今季は開幕前に約3分の2の選手を入れ替える大刷新を敢行。しかし、昨季終了時と同じ9位で前半戦を折り返すこととなり、指揮官は「(前半戦は)だいぶ高い授業料を払いました」と苦渋の表情を浮かべた。特に6月は2点差を追い付かれる試合が二つあり、チームとしての未熟さを露呈。勝ち切れない点は後半戦に向けて、早急に改善する必要がある。
そこで求められるのが、失点数の軽減。「28得点、25失点ということで、失点の数が多かったなと。いかにそこを抑えていくかが、われわれがもう一つ取り組んでいかないといけない部分。クロスやリスタートの対応のところや、シュートを打たせないこと。その点はしっかりと取り組んでいきたい」と、指揮官も後半戦の課題として真っ先に挙げた。
ただ、「一人ひとりの力と融合性は見えたところもあるし、けが人が出てもリカバリーをして全員で戦えた」と、一定の手ごたえがあると話した関塚監督。開幕当初に抱えていた得点力不足という問題点も、徐々に得点を奪う形が構築されており、良化傾向にあることは間違いない。
現在9位だが、後半戦の幕開けとなる今節の水戸戦で最高のスタートを切れれば、上位戦線に浮上することは十分可能だ。
(千葉担当 松尾祐希)
2016/07/07 18:37