磐田は23日、25日に行われる明治安田J1・1st第17節の仙台戦で、急性白血病と診断された新潟所属の早川史哉への募金活動を実施することになったと発表した。
昨季まで新潟でプレーしていた大井健太郎、山本康裕が選手会長の櫻内渚に打診し、チームとして募金活動を行うに至ったという。
24日の練習後、大井は「友人として、同じサッカー選手としてやれることは何でもしたい。非力だと思うけど、みんなでやることが史哉にもきっと伝わると思う。金銭的な面で少しでも助けになれば」と話した。
早川は新潟U-18から筑波大に進学。新潟への入団が内定した昨季には、JFA・Jリーグ特別指定選手として承認され、その時に大井、山本ともプレーしていた。
磐田は4月にアウェイで新潟と対戦している。試合後、大井は早川と対面したという。
「挨拶しに来てくれて、少し話ができた。本当に信じられないという気持ちが強過ぎます。早く治ってほしい。大変な治療が待っていると思うけど、少しでも力になりたいと思って今回やらせてもらう。皆さんに少しでも協力してもらえれば」。そう言って、大井は報道陣にも協力を願い出た。
25日の募金活動はヤマハスタジアムの「ジュビロ広場」で18:00から30分間実施となる。参加予定者は仙台戦のメンバー外の選手。なお、集まった募金は「早川史哉選手支援基金」に寄付される。
(磐田担当 青木務)
2016/06/24 19:40