先日、新潟に所属する早川史哉が急性白血病であることがリリースされ、多くの人に衝撃を与えた。その早川は筑波大出身。わずかな期間ではありながらも風間監督の指導を受け、1年生ながらすぐにレギュラーに抜擢された選手である。そして、川崎Fの谷口彰悟、中野嘉大、車屋紳太郎は学年は違えど、大学時代に長くピッチで戦った。
「急だったので信じられない気持ちです」とは車屋の言葉であるが、3人とも寝耳に水の知らせに、驚きとショックを隠しきれなかった。
だが、そのショックに打ちひしがれているだけではいけない、と言わんばかりに口を開いたのは谷口だ。
「本当にびっくりしましたけど、やれることをやりたいねという話は(大学の仲間で)しています。あいつには僕らも期待しているというか…しっかりしているし前向きな選手ですから。(病気と)闘って、負けてほしくないという気持ちは強くあります」
そして、誰よりも早川が帰ってくることに対する期待と確信を込めて話をしてくれたのは中野だ。
「史哉は強いし、しっかりしているし、上の世代の俺らでもリスペクトできるところはかなりある。アマチュアのときからリーダーシップもあったし、プロフェッショナルな考えを持っていましたから。僕らが心配なくても、あいつは強いから。あいつなら大丈夫だと思っています」
多くの仲間の支えや応援を受けている早川には、ぜひ元気な姿を見せてほしい。それを誰もが期待し、望んでいる。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2016/06/16 19:10