リオ五輪出場を目指す福岡のU-23日本代表DF亀川諒史がオーバーエイジ選出を受けて心境を語った。
14日にリオ五輪に出場するU-23日本代表のオーバーエイジ枠2名が発表され、G大阪のDF藤春廣輝が選ばれた。藤春と言えば、左利きの生粋の左SBであり、左SBのスペシャリストでもある。同ポジションを主戦場とする亀川にとっては自身のメンバー入りよりも先に同ポジションに一人当確ランプが出たことになる。
この発表を受けて亀川が15日の練習後、取材に対応した。「オーバーエイジが発表されたからどうこうではなくて自分にいまできることは福岡にどれだけ貢献してチームを上に持っていけるかどうかに尽きる。オーバーエイジの話もいろいろと出ていたが、個人的にはそれで意識していたことはない」と冷静に受け止めている様子だった。そしていまは福岡でのプレーに集中していることを強調した。「例えば、チームが降格したけど個人的にはリオ五輪に行けて良かったね、ではないと思っているし、チームがすべて。五輪のことをまったく考えていないといったら嘘になるが、いまは9対1で福岡のことを考えている」とあくまでもチーム優先の姿勢は変わらない。残留圏の15位・鳥栖との勝ち点差が『4』に開き、厳しい状況になったがまずは福岡のために全力を注ぐ。
(福岡担当 杉山文宣)
2016/06/15 16:21