福岡の井原正巳監督が日本代表を引き合いにセットプレーについて語った。
ナビスコカップ第6節・新潟戦では4-2で勝利し、ノックアウトステージ進出を決めた福岡だが、この日の囲み取材では2失点目のセットプレーに話題が及んだ。井原監督は「セットプレーに関してはいろいろと守備のやり方も変えたりしながら、メンバーによって駆け引きもしている」と改善傾向にあることを強調した。
福岡は試合によってゾーンとマンツーマンを併用しているが、新潟戦ではマンツーマンで対応していた。「180㎝以上は二人くらいしかいなかった。あのメンバーだとなかなかはね返す力がない」というのが理由だ。さらに日本代表を引き合いに出して、「(日本代表は)CKではマンマークでやっている。高さ的にはゾーンで守れないメンバー」と解説。セットプレーの守備は、「そのときの選手の身長や特徴を考慮して選択すべきだ」と語った。
とはいえ、「どちらでも失点するときはする」と笑って話したように、どちらの守り方にも一長一短がある。「今季(の福岡)は(ゾーンとマンマークを)併用できる」と、どちらのやり方にも一定の手ごたえは感じている様子だった。
(福岡担当 杉山文宣)
2016/06/08 19:37