12日に行われた紅白戦でAチームの左SBに入り、15日のJ2第13節・山口戦での先発が濃厚となっているDF椋原健太。
出場すれば今季初出場となる椋原を抜擢した意図について、大熊清監督は、開幕から同ポジションで先発を続けてきた丸橋祐介の直近2試合のパフォーマンスも踏まえた上で、「競争もあるし、(先発で出場してきた選手は)疲れも出てくる。今まで頑張ってきた選手に加えて、新しい力を注入して、チーム全体の力が上がればいい。マル(丸橋)にはマルの良さがあって、(椋原も)特長がハッキリした選手。攻守におけるアップダウンで数的優位も作れる」と語った。
椋原自身、「マル(丸橋)には攻撃力では勝てないけど、守備の部分で頑張って、(左SHの)ブルーノ(・メネゲウ)を良い形でサポートしたい」と話す。
また、椋原と言えば、試合に出る、出ないにかかわらず、どんなときでも自身のコンディションケアを怠らず、周囲に好影響を与えてきた。その姿勢は、今季のルーキー澤上竜二が椋原を見て、「プロとはかくあるべき」という感銘を受けたほど。
「今まで試合にあまり出ていない選手たちと(モチベーションを落とさず)ずっと一緒にやってきた。そういった選手たちのぶんまでしっかりプレーしたい」と熱い言葉で試合に向けた思いを表現した椋原。
今節は、タッチライン際で攻守に疾走する背番号33に注目したい。
(C大阪担当 小田尚史)
2016/05/14 12:15