鳥栖に3-1というスコアで快勝を収め、天皇杯の準決勝では広島との対戦に挑むG大阪。長谷川健太監督にとっての悩みの種は、風邪による体調不良で鳥栖戦を欠場した藤春廣輝の回復ぶりだ。
「練習中も咳き込んではいたが、動き自体は悪くなかった」とサブ組主体で行った27日の藤春の動きをこう評価した指揮官だが、藤春本人は「練習中も咳が止まらない。67kgぐらいあったのが64kgぐらいまで落ちた」。
チーム屈指のタフネスぶりを誇るはずの快速SBも、練習中に思わずひざに手をついたほどのキツさだったという。「(明治安田)チャンピオンシップで負けたのでリベンジしたいし、準決勝では広島とやりたかった」(藤春)。起用は指揮官次第だが、藤春自身は広島相手のリベンジに燃えている。
(G大阪担当 下薗昌記)
2015/12/28 17:58