Jリーグチャンピオンシップ決勝は5日に第2戦を終え、アウェイでの第1戦を制していた広島が第2戦を1−1で終えて優勝を決めた。
浦和にとってはあと一歩で立てなかった舞台。選手それぞれ感じることがあったようだが、「素直に悔しい」と唇を噛んだのはMF関根貴大だった。関根は「第1戦はあんな展開(アディショナルタイムに広島が2点決めて逆転勝利)になって、やっぱりサッカーはおもしろいなってあらためて感じた」としながらも、「それを見て楽しいなって思ってしまうのも悔しかった」と表現した。一方、チャンピオンシップ決勝のなかで関根が特に印象に残ったのは同じポジションである「広島のワイドの選手」だったようで、特に途中出場で流れを変えたMF柏好文について「3人ぐらいに囲まれても下げないでつっかけていった姿勢を見て感じたところはある。そこで行けるか行けないかが実力だと思う」と改めて“勝負”することの重要性を感じた様子だった。
(浦和担当 菊地正典)
2015/12/07 07:00