仙台から期限付き移籍中の茂木駿佑は、金沢でプロ1年目を終えようとしている。「一年前はまさかこんなに試合に絡めるとは思っていなかった。良い意味での驚きがある。仙台と金沢、1試合だけだが、J3(J-22選抜)にも行き、いろいろな経験ができた」とルーキーイヤーを振り返った。
シーズン終盤は出場機会が減った茂木。「悔しい気持ちはあるが、そこで足が止まっていたら、金沢に来た意味がない。毎週試合がある中で立ち止まっても、またすぐに次の試合が来る。試合が終わればすぐに次の準備。前向きに練習することができた。以前は『何で出られなかった!』とあまり練習に熱が入らないこともあった。ただ、最近はそういうメンタルが変化してきた。まだまだではあるが、金沢に来た最初のころより、心の切り替えができるようになった」。
目に見える結果は残せなかったものの、見えないからこそ難しい、内面的な部分で確実に成長を遂げた。
(金沢担当 野中拓也)
2015/11/27 17:18