J2・J3入れ替え戦を戦うことになった町田では、昨季まで大分でプレーした土岐田洸平と増田繁人が活躍中だ。そして大分にも、09年から6シーズンにわたり町田でプレーした修行智仁がいる。
「僕が今季大分に来たのは、この2戦で大分を勝たせるためだったと考えている」
複雑な気持ちを乗り越えた修行は「大好きな相馬直樹監督が選手たちにこんな言葉をかけるとか、リ・ハンジェのアニキがこのタイミングでこう言うとか、僕にはすべてわかる」と、町田のミーティングを見事に再現。耐える時間の長いGK生活で得た経験を生かし、大一番に臨むチームを陰で支える。
今季試合に出続け、いきなり壮絶な残留争いに直面した大卒ルーキーの鈴木義宜の元へは、増田から「どうよ?」と連絡が入ったという。
町田の得点ランキング1位・2位の鈴木孝司と鈴木崇文の“W鈴木”と対峙することについて記者から問われると「Wを抑えて逆に点を獲ってやります」と頼もしい答えが返ってきた。
それぞれの立場で、入れ替え戦に向けての士気が高まっている。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2015/11/27 17:50